経済産業省北海道経済産業局が発表した8月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」によると、販売額は全店ベースで782億6500万円、前年同月比1・2%減になった。既存店ベースでも同1・1%減、全店・既存店ともに3ヵ月ぶりに前年を下回った。コンビニエンスストアとドラッグストアの販売額は前年を超えたが、家電大型専門店とホームセンターの販売額は前年を割り込んだ。(札幌市以外の百貨店販売額は、西武旭川店の閉店セールの影響で8月も伸びた=写真は西武旭川店)
8月は、昨年と比べて土・日が1回ずつ少ないうえに低温、長雨、台風が北海道を襲ったため百貨店・スーパーの販売に影響した。
百貨店の全店ベース販売額は、152億9000万円、前年同月比3・2%減、既存店ベースでも同2・7%減で全店、既存店ともに2ヵ月ぶりに前年を下回った。
スーパーの全店ベース販売額は、629億7500万円となり同0・6%減、17ヵ月ぶりに前年を下回った。飲食料品は前年より0・8%増えたが、衣料品は10・2%減、身の回り品も5・9%減だった。既存店ベースも0・6%減になり9ヵ月ぶりに前年を下回った。
地域別販売動向をみると、札幌市は百貨店・スーパーの全店販売額が393億7600万円(百貨店113億1400万円、スーパー280億6200万円)で前年同月比2・2%減(百貨店5・4%減、スーパー0・8%減)になった。既存店ベースでは同1・8%減(百貨店4・8%減、スーパー0・6%減)。
札幌市以外の地域では、百貨店・スーパーの全店販売額が388億8900万円(百貨店39億7600万円、スーパー349億1300万円)、前年同月比0・1%減(百貨店3・6%増、スーパー0・5%減)。既存店ベースでは同0・3%減(百貨店3・6%増、スーパー0・7%減)。百貨店の売上げが前年を超えたのは、西武旭川店の閉店セールによるもの。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/depart_super/index2808.htm
「北海道コンビニエンスストア販売動向」では、販売額とサービス売上高の全店ベース合計が、514億1700万円で前年同月比2・1%増だった。今年2月の4・9%増に次ぐ高い伸び率で2%台を確保したのは2月以来6ヵ月ぶり。総店舗数は、前年8月より39店舗多い2912店舗。月次単位での店舗数は過去最高とみられる。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2808.htm
「北海道専門量販店販売動向」では、家電大型専門店の全店ベースが115億3500万円で前年同月比5・4%減、ドラッグストアの全店ベースは213億5600万円で同4・9%増、ホームセンターの全店ベースは110億9900万円で同1・2%減になった。
家電大型専門店の全店ベース販売額が前年割れしたのは、昨年11月以来9ヵ月ぶり。ホームセンターの全店ベースの前年割れは3ヵ月連続になった。総店舗数は、家電大型専門店が前年同月と同じ89店舗、ドラッグストアは前年同月より37店舗多い639店舗、ホームセンターは同7店舗増の192店舗になった。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2808.htm