食品スーパーで東証ジャスダック上場のダイイチ(本社・帯広市)は3日、9月度の売上高前年比を発表した。新規店舗をこの1年間出店していないためオール既存店扱いで、売上高は前年同月比104・3%と既存店の伸びとしては7ヵ月ぶりの高い伸びを示した。(写真は、札幌市清田区のダイイチ清田店)
8月度は台風と豪雨の影響で主として十勝地区の店舗で前年割れを余儀なくされ、旭川地区、札幌地区を合計しても前年を割り込んだ。しかし、9月度は天候も回復、消費が戻った。
部門別の売上高前年比は次の通り。
■青果 108・1%
■水産 103・0%
■畜産 104・5%
■惣菜 104・4%
■デイリー 105・3%
■一般食品 102・4%
■日用雑貨 107・2%
■その他 103・1%
客数は、103・1%、客単価は101・2%だった。
同社は9月が決算期で、年間の売上高前年比もまとめた。それによると、全店ベースは対前年度比104・7%、既存店ベースでは同102・2%になった。前年度の伸び率より全店は1・4ポイント鈍化、既存店は0・3ポイント鈍化した。