北海道の農産物を使った全国カクテルコンクールが今年も開催される。指定の酒類と農産物を使い、オリジナルなカクテルを考案してもらうものでバーテンダーの部と一般の部を用意、全国から募ってカクテルの普及とともに北海道の農産物を全国に向けて発信する狙いがある。(写真は、8月30日、札幌市資料館で行われた主催者によるコンクール開催の発表)
このカクテルコンクールは、2012年からスタートしたもので主催は一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会(HBA)北海道支部。道や北海道経済連合会、札幌商工会議所が後援しキリンビールマーケティング北海道統括本部、キリン・ディアジオ、生活協同組合コープさっぽろが協賛している。
過去4回のコンクールでは全国から応募があり、道産の小松菜や大根、わさび、イチゴ、トマトなどを使ったオリジナルカクテルが披露された。
今年の指定種類は、バーテンダーの部が小麦のウォッカ『ケテル ワン』とブランデーのようなシルキーな味わいがあるテキーラ『ドンフリオ レポサド』。一般の部は、スピリッツで最もポピュラーな正統派プレミアムウォッカ『スミノフ』と世界ナンバーワンスコッチウイスキーブランドの『ジョニーウォーカー ブラックラベル12年」。
指定野菜は、バーテンダーの部が『ほうれん草』、『たまねぎ』、『ごぼう』、『かぼちゃ』、『長芋』、『小豆』、『りんご』。一般の部は、コープさっぽろが取り扱っている道産農産物なら何でも可。バーテンダーの部では農産物は一つでも複数でも構わないが、搾汁換算で容量の3分の1以上使用しなければならない規定がある。
HBA道支部の門馬輝典支部長は、「今年は果物のりんごを初めて課題の野菜に入れました。この時期は根菜類が多くなるので色合いを添える意味でも入れることにしました。香ばしいカクテルフレーバーと根菜類のマッチングが楽しみです」と応募を期待している。
応募締め切りはバーテンダーの部が10月1日、一般の部は9月20日。11月6日に札幌パークホテルで発表会が行われ、バーテンダーの部では最終選考を通過した8人が実際にその場で作って競い、グランプリの北海道知事賞を決める。一般部は書類選考で入賞者5人を発表する。
詳細は、https://www.hotel-barmen-hba.or.jp/compe_event/2016dousan_cc.html