ドラッグストアの「セイムス」が、札幌市手稲区に「新発寒4条店」(新発寒4条1丁目)を居抜き出店する。今年5月末まで営業していた文教堂の「レッドゾーン・プライス」の店舗跡で、セイムスは道内6店舗目になる。(写真は、セイムス新発寒4条店の予定店舗)
セイムスは富士薬品(本社・さいたま市大宮区)グループが全国展開しているドラッグストア。北海道では、グループのモリキ(同・長野市)が5店舗を展開していたが、オストジャパングループ(同・札幌市厚別区)が2013年に富士薬品の子会社となり、翌14年にドラッグストア事業再編で同グループがモリキの事業を承継した。
オストジャパングループが出店する「セイムス新発寒4条店」は、スーパーセンターコムス内でスポーツ用品の「スーパースポーツゼビオ」や食品スーパー「ホクレンショップ新発寒店」などが集積している。今年5月29日の賃借期間満了を機にホームセンターの「サンワドー新発寒店」と「レッドゾーンプライス新発寒店」が撤退していた。
セイムスは、現在「北18条店」(札幌市北区)、「清田店」(同市清田区)、「環状通美園店」(同市白石区)、「札幌苗穂店」(同市東区)、「美唄駅東店」(美唄市)の5店舗を展開している。
道内のドラッグストアは、ツルハホールディングス(本社・札幌市東区)とサッポロドラッグストアー(同・同市北区)が2強でそれぞれ358店舗(今年5月末)、169店舗(今年7月15日現在)。続いてサンドラッグの地域子会社、サンドラッグプラス(同・同市東区)の「サンドラッグ」55店舗、アインホールディングス(同・同市白石区)の「アインズ&トルペ」、「アインズ」が合わせて20店舗、ココカラファイン(同・横浜市港北区)の「ココカラファイン」13店舗、コクミン(同・大阪市住之江区)の「コクミン」9店舗、マツモトキヨシ(同・千葉県松戸市)の「マツモトキヨシ」5店舗など
道内ドラッグストア業界は競争が過熱化しており、特徴のある店づくりが求められている。