コープさっぽろ(本部・札幌市西区)が、札幌市西区の「二十四軒店」を移転新築する。現在の、地下鉄東西線二十四軒駅に直結した店舗から約800m北に位置する旧トントン館跡に新店舗を設置する。オープンは11月26日を予定している。(写真は、コープさっぽろ二十四軒店の新築予定地。旧トントン館の建屋が見えるが現在は更地になっている=2016年4月9日撮影)
大規模小売店舗立地法による店舗新設の届出を市が2日に公告したことで明らかになった。新店舗の敷地は、コープさっぽろの宅配農産センター跡地と今年3月13日に閉店したホームセンター、トントン館の跡地、それに日商プロパン札幌工場跡を利用する。敷地面積は約1万9200㎡で建築面積は2999㎡、店舗面積は1998㎡。コープさっぽろの650坪標準フォーマットの店舗になる。
駐車場の収容台数は70台、営業時間は最大で午前8時から午後9時50分。
建物を設置するのは、北海道酒類販売(本社・札幌市北区)。北酒販は、コープさっぽろに酒類の卸販売を行っており、結びつきは濃い。これまでに宅配トドックのセンターを北酒販が建ててコープさっぽろに貸す例はあったが、店舗を建ててコープさっぽろに貸すのは初めて。
北酒販が建て主になって建物を内装設備のないスケルトン状態で建設、コープさっぽろが什器や冷凍・冷蔵設備を用意する。コープさっぽろの投資額は約7億円。