北洋銀行(本店・札幌市中央区)は22日、役員異動を発表した。常務取締役法人推進部長の近江秀彦氏(57)が3月31日付で取締役を辞任、4月1日付で北海道公立大学法人札幌医科大学理事(経営担当)に就任する予定。この人事に伴い、法人推進本部長は企画・戦略本部長を務める柴田龍副頭取(60)が兼務する。(写真は、北洋銀行本店)
北洋銀常務を辞任する近江氏は、旧拓銀出身。1998年11月に北洋銀に転じてからは経営管理部広報課長、人事部副部長、本店営業部法人部長などを経て2011年6月常務執行役員、14年6月取締役本店営業部本店長、15年4月に常務法人推進本部副本部長、同年6月に同本部長に就いていた。
北洋銀の取締役は14人(社外取締役3人を含む)。日銀出身が横内龍三会長と迫田敏高常務の2人で旧北洋出身は柴田副頭取、荒井覚常務、東原幸生取締役、安田光春取締役の4人、旧拓出身も石井純二頭取のほか藤井文世常務、近江常務、長野実取締役の4人、札幌銀行出身が関川峰希常務1人という体制。
近江氏は取締役の序列からいくと7番目で旧拓出身者としてはナンバー3の立場だった。取締役が1人減となることから6月人事では新たな取締役が選任されそうだ。