賃貸マンションやオフィスビル運営のキタコー(本社・札幌市中央区)は、昨年末、札幌市中央区伏見2丁目の和食店「和采きらり」の土地建物を取得した。取得価格は約4500万円で同店の営業は継続している。(写真は、キタコーが取得した和采きらり)
同社は、昨年10月に札幌市西区二十四軒1条3丁目の建物付土地約221坪を約5000万円で取得、また北1条東9丁目の建物付土地約71坪、私有の道路約174坪を約1億円で取得するなど、周辺の開発動向を睨んだ積極的な投資を進めている。
今回、取得した「和采きらり」は、札幌中心部が望める伏見2丁目の高台にあり藻岩山麓通り沿い。同社は、ススキノで飲食・カラオケのキタコーS4ビルを2年前に新築運営、また旧川上スポーツビル、南3西3の札幌駅南口の北4西2のAIビルを取得してそれぞれ全国展開しているカラオケ店をリーシングするなど飲食・娯楽ビルの事業も拡大している。
「和采きらり」は、その一環として取得したものだが、これまでのビル運営と異なり路面店でもあるため、転売の可能性も残している。