サッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)が、初の道外店舗として沖縄県に出店する。訪日外国人のインバウンド向けドラッグストアで沖縄県豊見城市の「沖縄アウトレットモールあしびなー」内に4月中旬めどにオープンさせる。(写真は、沖縄出店を決めたサッポロドラッグストアーの富山浩樹社長=2015年6月撮影)
サッポロドラッグストアーの月次売上高は、3ヵ月連続で前年同月比20%を超えるなど好調。その要因の一つがインバウンドの爆買い需要をうまく取り込んでいるためだ。
同社は、インバウンド向け店舗を2015年6月以降、札幌市や小樽市、函館市に5店舗出店しているほか16年1月下旬には旭川市内と洞爺湖温泉、2月下旬に登別温泉にも出店する。
インバウンド向け店舗には、外国人観光客に人気のナショナルブランド商品、北海道の原材料を使った北海道コスメ商品を取り揃えており、消費意欲をかき立てる販売手法などにもノウハウがある。
同社はこれまで道内限定で店舗展開(一部マレーシアにテスト店舗がある)してきたが、インバウンド需要を取り込めると判断、東京、大阪を飛び越えて沖縄出店を決めた。店舗面積は約50坪で医薬品や化粧品、健康食品などを販売する。
「沖縄アウトレットモールあしびなー」は、2002年に大和ハウスグループの大和情報サービス(本社・東京都台東区)が開設した沖縄初のアウトレットモール。店舗面積は2万356㎡で102の専門ショップが入居している。