ツルハホールディングス(本社・札幌市東区)とサッポロドラッグストアー(同・同市北区)のドラッグストア2社の6月度(5月16日~6月15日)の売上高前年比が公表された。2社ともに前月からの好調を持続、インバウンド(海外観光客)需要も取り込んで拡大基調にある。(写真は、サッポロドラッグストアーが6月10日にオープンした免税対応大型店の狸小路5丁目店)
ツルハHDの6月度は、売上高が全店ベースで対前年同月比13・0%増、既存店ベースでは7・7%増だった。昨年、消費増税で落ち込んだことの反動増で5月度は全店ベースで36・2%増、既存店ベースで15・8%増と大きく伸びたが6月度も拡大基調を持続した。
客数は全店ベースが10・5%増、既存店ベースが4・8%増、客単価も全店ベースが2・2%増、既存店ベースは2・7%増。
同社は6月度中に道内では「ツルハドラッグ小樽梅ヶ枝店」(小樽市)を11日オープン、道内の閉店は「ツルハドラッグ函館乃木店」(函館市、5月16日)、「同函館田家店」(同、同)の2店舗。全国の直営店数は開店8店舗、閉店5店舗で店舗数は1386。
サッポロドラッグストアーの6月度は全店ベースが前年同月比14・5%増、既存店ベースが4・1%増で好調を維持。2ヵ月連続で全店ベース2ケタ増を記録したのは初めて。既存店ベースも通常の成長軌道に乗ってきた。
6月度中に「栗山朝日店」(栗山町)を5月21日に居抜きオープン、免税対応の「狸小路5丁目店」(札幌市中央区)を6月10日に居抜きオープンしている。閉店はゼロのため総店舗数は159店舗(ドラッグストア149店舗、調剤薬局10店舗)になった。