アークス子会社のラルズ(本社・札幌市中央区)は、4月1日付で千歳市内の「スーパーアークス長都(おさつ)店」が核テナントになっているショッピングセンター(SC)「ちとせモール」の土地建物をシンガポールの外資系ショッピングモールファンドの「キャピタモールズ」から取得した。価格は非公表。(写真は、ラルズが取得したちとせモール)
ちとせモールは、敷地面積約4万1000㎡で売場面積約1万3200㎡の2階建てSC。千歳市勇舞土地気区画整理組合が開発してセントラルリーシングシステムが土地取得、イトーヨーカドー千歳店を核テナントにして2000年11月にSCをオープン。セントラルリーシングは、05年11月中央三井信託銀行に信託受託者になってキャピタモールズ・ジャパン(東京)に土地建物を売却していた。
09年2月末に売り上げ不振でイトーヨーカドーが閉店、同年4月にラルズが後継の核テナントとしてスーパーアークス長都店を出店、SC名を「ちとせモール」として再オープン。10年11月には三菱UFJ信託銀行に受託者が変更された。
キャピタモールズは10年間所有していたが、利回りなどの問題で売却を検討、核テナントのラルズが取得することにした。運営面に変更はない。ちとせモールには、サンドラッグやもりもと、メガネサロン・ルック、ラッキー衣料館など1~2階合わせて30店舗が入っている。
ラルズがSCを取得するのは、閉店していた旧長崎屋室蘭店の取得に次ぎ2件目。同じアークスグループでは東光ストア(本社・札幌市白石区)がスーパーセンタートライアル藤野店(札幌市南区)が核店舗になっているSCを取得している。