ホクレン商事(本社・札幌市北区)は、3月22日に閉店した「生活応援館プライス大麻店」(江別市大麻中町)の活用策を検討している。自社利用を優先して社内検討しているが、場合によってはテナントを誘致することも視野に入れる。(写真は、48年間の役目を終えた生活応援館プライス大麻店)
「生活応援館プライス大麻店」は、中町商店街の核になる食品スーパーとしてホクレン商事の2号店として1961年8月にオープン。最初はホクレンマーケット大麻店という店名だったが、99年に生鮮館に業態変更、2000年にプライス100にさらに業態変更、04年に生活応援館に店名変更して営業を続けていた。建物面積は約300坪。
しかし、売上げが低迷して回復のメドがないため3月22日に半世紀の一歩手前の満48年で役割を終えた。
周辺にはUR都市機構や道営の大麻中町団地があるが、団地住民の高齢化や郊外での食品スーパー進出などの影響を受けて売り上げの低迷に歯止めがかからなかったようだ。
ホクレン商事では、この店舗が自社物件であることから、社内的な利用方法を検討しているが、自社で利用しない場合は広くテナントの誘致を行う考え。