道内ドラッグ2社の12月度売上げは既存店で明暗、ツルハ「+」、サツドラ「-」

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IMG_2060 道内ドラッグストア2強の12月度(11月16日~12月15日)月次営業速報が明らかになった。既存店ベースで見るとツルハホールディングス(HD、本社・札幌市東区)は前年12月度より1・3%の増加だったが、サッポロドラッグストアー(同・札幌市北区)は2・4%の減少になった。(写真は、根室西浜ショッピングセンターのサッポロドラッグストアー根室西浜店)
 
 ツルハHDの12月度は、全国で開店8、閉店5で店舗数は1345店舗。全店ベース売上高は前年同月度より19・6%の増加になったが、既存店は1・3%増と微増にとどまった。客数は、全店ベースが16・5%増、既存店ベースは逆に0・7%の減少だった。客単価は、全店で2・7%増、既存店は1・9%増となった。
 
 昨年4月の消費増税後に既存店の客数が前年並みに戻らず、商品の値上がりに伴う客単価の上昇がかろうじて売上高の前年アップに繋がっている。
 
 サッポロドラッグストアーは12月度に新規出店3、閉店ゼロで総店舗数は154店舗(ドラッグストア144店、調剤10店)。全店売上高は、前年より4・6%増となったが既存店は2・4%の減少。同社の既存店売上高は、昨年4月の消費増税以降、10月度、11月度と2ヵ月連続でプラスに転じたものの12月度で再びマイナスになった。
 
 ツルハは全店のうち25%程度(約330店舗)が北海道の店舗でサツドラは全店が道内店舗。既存店の明暗は、地域差によるところが大きいようだ。

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