「新千歳空港国際アニメーション映画祭2014」が開幕

社会・文化

IMG_1039 空港を利用した世界初の映画祭「新千歳空港国際アニメーション映画祭」(実行委員会主催)が31日、同空港ターミナルビルで始まった。世界46の国と地域から集まった715の作品の中からノミネートされた17ヵ国45作品がコンペティション対象作品として上映されるほか国内外の招待作品の上映、「初音ミク」関連展示などポップカルチャーフェアも同時開催される。期間は11月3日まで。(写真は、開会式で挨拶する審査委員長のクリス・ロビンソン氏)
 
 空港ターミルナルビル4階のじゃポックルシアターで行われた開会式にはノミネート作品の各国のアニメ作家など約150人が参加、古川タク名誉実行委員長(東京工芸大客員教授・日本アニメーション協会会長)が、「期間中に様々な国から集まったアニメの仲間たちが楽しく交流でき開催地の人たちとオンラインではなく生で楽しんでもらうことが大事なこと。大先輩の手塚治虫さんはアニメには世界交流を促進する力があると言っていた。映画祭を皆さんと一緒に楽しみたい」と挨拶した。
 
 コンペティションの審査委員長を務めるクリス・ロビンソン氏(アニメ、映画、文芸の評論家)は、「空港での映画祭と聞いて何とクレイジーなアイデアだと思い、すぐに引き受けた。世界中に映画祭はたくさんあるが、独自の個性をもち成功している映画祭に共通するのはプログラムの見事さ。この映画祭もプログラムに強い力がある。アニメには詩の情感が込められている作品がたくさんあるので、様々な年齢層の方たちに見てもらいアニメの素晴らしさを知ってもらいたい」と語った。
 
 45作品の中からグランプリ(賞金100万円)、国内グランプリ(同50万円)、新人賞(同30万円)のほか観客が選ぶ観客賞、千歳市・苫小牧市から選ばれた5人の小学生が子供審査員になって選ぶキッズ賞などが選ばれる。
 センタープラザでは、「魔法少女まどか☆マギカ」のオリジナルラッピングカーやTVアニメ「七つの大罪」の巨大バルーン、「初音ミク」の関連展示などポップカルチャーフェアも開催され、イベントホールではアニメ製作体験ができるワークショップも開催する。上映スケジュールなどは、http://airport-anifes.jp/
(写真は、センタープラザに展示されている「七つの大罪」の”〈豚の帽子〉亭”巨大バルーン)
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(写真は、魔法少女まどか☆マギカの巴マミフィギュア)
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(写真は、インドネシアで行われたイベント「HATSUNE MIKU EXPO」のパネル展示)
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