西條が小型食品スーパー「Qマート」の展開加速、地方市町村の旧中心市街地に積極出店

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IMG_8810 総合スーパーやスーパーセンターなどを道北で展開する西條(本社・名寄市)は、地方の旧市街地で小型食品スーパー「Qマート」の出店を強化する。地方の市町村では郊外型店舗が増え、旧市街地の商店街などはシャッター街になっているところが多く、高齢化に伴って買い物難民化が進んでいる。西條は「Qマート」を地方の旧中心市街地に積極出店することで「歩いて通えるスーパー」として高齢者などの買い物ニーズに応える。(写真は、Qマート名寄駅前店)

 

「Qマート」は、西條が2006年に上川郡下川町に1号店を出店した小型食品スーパー。売場面積は120坪程度でドライ系食品や日配品、青果のほか日用品、家庭用品なども置いている。狭い面積でも日常の買い物に応えられるように品揃えしているのが特徴で、現在は「風連店」(名寄市風連町本町)、「名寄駅前店」(名寄市)の3店舗を展開している。

 

Qマートは、高齢化の進展で地方でも一般的になっている郊外店に車で行けない“買い物弱者”の利便性を高めるのが目的で、既存3店舗はかつての中心市街地に出店している。

 

西條敬弘社長は、「お客からは『便利になった』という声をいただいており、地方の旧市街地でのニーズは強いと感じている。今後人口4000人程度の町村に出店を強化していきたい」と言う。
1店舗の売上げは、年間2億円程度で新築、居抜き出店の両面で店舗数を増やし、今後5年間で2ケタの店舗数を目標にしている。

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