北雄ラッキー(本社・札幌市)は16日午前9時、建て替えのため4ヵ月間休業していた「山の手店」(同市西区山の手1条7丁目)をオープンさせた。平日にもかかわらず開店前から買い物客が並び、新店舗を囲い込むように約600人が行列を作り店舗への入場を待った。駐車場も満杯状態が続き山の手通には長い車の列ができた。(写真は店舗を取り囲んで行列を作った買い物客=左と精肉売場)
新「山の手店」は、同社としては初めて商業デザイン専門家による意匠設計を取り入れた。売場に置く商品はコモディティ品と上質品を山の手地区の消費動向に合わせてミックス、札幌にこれまでになかった品揃えと高質空間の食品スーパーになっている。
開店前に並んだ約600人の買い物客は約200人ずつ入場制限をうけながら店内に入ったが、売場面積は2000㎡近くあって通路幅もゆったりしており天井の高さもあるため混雑度合いはそれほどではなかった。
買い物に来ていた小さな子供を連れた30代女性は「新しいお店を楽しみにしていました。店内はとても綺麗で品揃えも良い」と満足そうな笑顔を見せて話した。また、40代女性は「以前の店から10数年利用していたので(新店を)待っていました。円山公園にある“マルヤマクラス”のようですね。トイレもチェックしましたが綺麗で良いです」と話した。
行列を作ったお客がすべて店内に入ったのは開店から1時間たった午前10時過ぎ。その後も客足は途絶えずレジ10台はフル稼働を続けた。