全日食が約7000坪の北広島センター跡地売買契約、札幌・美しが丘の旧支社跡は売却先検討中

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IMG_8497IMG_8511 全日本食品(本社・東京都足立区)は、今年4月に北海道支社と道央物流センターを恵庭市に集約移転したことに伴い閉鎖していた北広島食品センター(北広島市中央5丁目)と旧支社跡(札幌市清田区美しが丘1条6丁目)を売却する。このうち北広島食品センターは既に建屋が解体され更地になっており売買契約が完了、9月には引き渡しを終える見込み。現時点では売却先と売却額を明らかにしていない。(写真左は更地になった北広島食品センター跡地、写真右は旧支社)
 
 全日食の北広島食品センターは、2012年に食品スーパーのボランタリーチェーン本部であるHGCグループ(札幌市)の事業を吸収したことに伴い全日食の所有になっていた。
 
 全日食は、札幌市清田区美しが丘に支社と物流センターを所有していたため、HGCを合体してから同センターは不稼働状態だった。JR北広島駅から近く、広さは約7000坪。全日食北海道支社は「買い手は決まっている」としており6月から建屋の解体作業に入り7月初旬の段階で更地になっており、整地作業などを進めて9月には引き渡しを完了する見通しだ。売却先と売却額については明らかにしていない。
 一方、物流センターを兼ねていた旧支社は、現在も建屋はそのままの状態で残っており売却先は決まっていない。
 
 全日食は昨年9月に恵庭市戸磯の恵庭テクノパーク内の工場と事務所の中古物件(約1万4000坪)を取得、今年4月から支社と道央物流センターを新たに稼働させている。生鮮食品や加工日配品、一般食品、日用雑貨品などを加盟店や提携チェーンに供給しており道内では約110社が加盟、供給先は約150店舗。

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