エムエムエス(MMS)マンションマネージメントサービス(本社・札幌市)は、今年度から北空知5市と倶知安町にある道営住宅約800戸の指定管理者になった。これまで苫小牧市の道営住宅約800戸の指定管理業務を展開してきたが、新たに指定管理者に選定されたことで同社の道営住宅管理戸数は倍増することになる。(写真は道営住宅のイメージ(白樺団地)でMMS・HBSが指定管理者になった物件ではありません)
同社は、民間の分譲・賃貸マンション管理を事業の柱にしている。現在は、道内外約6万戸の管理業務を行っているが、4年前から道営住宅の指定管理業務にも進出。これまで苫小牧市にある道営住宅6団地、810戸の入居や維持管理に関わる業務を行ってきた。
指定管理期間は4年間で、今年度からは新たな指定管理期間となるため、道は昨年末に道営住宅の指定管理業務の民間開放を拡大。同社は、日立ビルシステムとコンソーシアムを形成、「MMS・HBSグループ」として応募、選定委員会の審査や3月の第一定例道議会で承認を受けて、新たに北空知5市と倶知安町の道営住宅の指定管理者になった。
北空知5市の内訳は、美唄市3団地209戸、芦別市2団地112戸、赤平市3団地152戸、砂川市3団地145戸、深川市2団地114戸で倶知安町は4団地129戸の合計861戸。入居者の公募や選考、家賃の代行徴収、住宅の維持管理を行う。
同社は、各地区での管理業務を行うため滝川市内に新たに事務所を設けたほか、倶知安町の管理業務に対応するため小樽支店を拡充、指定管理業務の拡大に伴い約10人を新規採用した。指定管理期間は今年4月から2018年3月末まで。