大吟醸を美味しく包み込む風呂敷のデザインを全国から募るコンテストが開催される。北洋銀行と北海道経済産業局、ものづくり系会員制シェア工房メイカーズが主催するもので、入賞すると道産酒造会社4社(田中酒造、国稀酒造、高砂酒造、男山)が作る大吟醸の販促風呂敷に使われる。IMG_6453(写真は、旭川市の男山本蔵)

 風呂敷が改めて万能の袋、鞄などに見直されている。お重を包んだり、はたまたお堅いところでは弁護士や検察官が書類を法廷に持ち運びする時にも利用している。とは言うものの、日常的に庶民が利用することは殆どなくなった。
 
 そこで、風呂敷をクリエーターやデザイナーの自由な発想で魅力的な販促商材として蘇らせようというのが、今回のコンテスト。モノは良くてもパッケージの見栄えがもうひとつとされる道産商品の、見た目も洗練させる取り組みのひとつ。
 
 テーマは特に決められておらず、一升瓶や四合瓶の大吟醸を美味しく包み込むデザインなら何でもOK。公募期間は3月7日から4月7日までで、4月中旬の1次審査を通過した作品は札幌三越などで一般投票による2次審査を4月下旬に実施、さらに道産酒造会社職員の最終審査を経て5月中旬に結果を発表する。
 
 入賞は10作品程度としてメイカーズが68㎝四方の風呂敷を製作化、札幌三越や大通ビッセ、各酒造会社の店舗など国内外の観光客が多く訪れる場所で入選風呂敷に包んだ大吟醸をプロモーションする。なお、入賞者にはデザインした柄の風呂敷と日本酒が貰える。
 専用WEBページhttp://makers-base.com/blog/4485/



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