コープさっぽろが北郷店(札幌市白石区)建て替えの組合員向け説明会、来年1月13日閉店で8月初旬に新店舗完成

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P1080162 コープさっぽろ(本部・札幌市)は20日、札幌市内にある北郷店(白石区北郷2条4丁目)の建て替えについて組合員向け説明会を開いた。新店舗は、既存店より1階少ない2階建てとし、売場面積418坪の食品スーパーを2014年8月初旬にオープンさせる。建て替えの間は、隣接するツルハ北郷店跡に仮店舗を置くほか、近隣の川下店(同区川下3条4丁目)に無料買い物バスを運行することなどを説明した。(写真は、現在のコープさっぽろ北郷店=2013年12月20日午後撮影)
 
 現・北郷店は、1973年9月に開店、オープン以来40年を超えた。建物や売場の老朽化、陳腐化が進み、競合店の進出もあって売上げは低迷。2010年度には8億6000万円あった売上げも13年度は4億9000万円に落ち込み、赤字が続いていた。
 
 このため、「現在のコープさっぽろ店舗事業の到達点を可能な限り注ぎ込み、地域組合員の利用と期待に応える店舗を構築することにした」(藤田恒朗札幌地区本部長)と説明。
 
 2年前にオープンした「とんでん店」(札幌市北区屯田)をモデルに敷地面積922坪、延床面積716坪、売場面積418坪の2階建て店舗とし、1階が食品スーパーとミニタイプのドラッグを配置、テナントにはクリーニングか105円のベーカリーのどちらかを検討している。2階は生活文化教室、事務所、会議室などにする。現店舗の2階にある衣料のサンキ、3階の100円ショップ新店舗では導入しない。
 
 現店舗より南側に10mセットバックして店舗の前面を52台収容の駐車場とする。生鮮とデリカのコーナーを拡大、冷凍食品も充実させ、品揃えは現店舗の1・7倍に増やす。
 
 現店舗は来年1月13日で閉店し16日から取り壊しを始める。建て替え期間中は、仮店舗を隣接のツルハ北郷店跡(約23坪)に設置するほか、車で7分ほどの距離にある川下店との間に1日7便の無料買い物バスを運行する。
藤田本部長は、「近隣の競合店との地域間競争に勝ち残ることができる店舗にしたい」と語った。なお、競合店としてラルズ(本社・札幌市)のビッグハウス白石店、産直生鮮市場(同・同)の北郷店がある。

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