北海道ファミリーマート(本社・札幌市中央区)からセイコーフレッシュフーズ(同・白石区)が資本撤退することによる道内ファミリーマート店舗の再編が起きているが、「ファミリーマート」からイオン北海道(同・同)の小型食品スーパー「まいばすけっと」に転換するFC(フランチャイズ店舗)オーナーが出てきた。(写真は、『まいばすけっと月寒東5条16丁目店』に転換する『ファミリーマート東北通店』)
道内のファミリーマート店舗数は75店舗だったが、そのうちセイコーマート(本社・札幌市中央区)のグループ会社セイコーリテールサービス(同・同)がFC展開する札幌・函館・江別の27店舗はファミリーマートからセイコーマートに転換することになり、各店舗で順次転換工事が進んでいる。
そんな中で、北海道ファミリーマートのFC店のひとつがファミリーマートからまいばすけっとに転換する。札幌市豊平区にある「ファミリーマート東北通店」(月寒東5条16丁目14―14)は、5月30日(土)朝7時に閉店、7月下旬に「まいばすけっと月寒東5条16丁目店」になる。
まいばすけっとは、イオン北海道が展開する小型食品スーパーで直営により同社が運営する形式。現在、札幌市内に33店舗ある。コンビニ店舗跡への出店は、セブンーイレブン跡に出店した「旭町3丁目店」(豊平区)、セイコーマート跡の「南17条西12丁目店」(中央区)、ローソン跡の「八軒3条東4丁目店」(西区)がある。
コンビニのFC店は、オーナーの意向により看板の付け替え(=他のコンビニチェーンへの転換)ができる。道内ファミリーマートのうち3分の1はセイコーマートになり、他のFCオーナーも他のコンビニ、まいばすけっとなどへ転換する可能性もあり、ファミリーマートをそのまま継続する店舗の歩留まりは下がりそうだ。