マックスバリュ北海道の4月売上高は既存店で100・1%と消費増税反動減吸収、未踏の44ヵ月連続売上げ増

流通

IMG_0091 マックスバリュ北海道(本社・札幌市)の2014年4月度売上高は、既存店合計で前年同月比100・1%となり、消費増税による買い控えの影響を受けながらも前年同月を超え、これで44ヵ月連続の売上げ増を記録した。同社の売上げ増記録は4月で止まると見られていたが、最大の難関とされた4月を売上げ増でクリアしたことにより、50ヵ月連続も見えてきたようだ。(写真は、出戸信成社長)
 
 
 
 食品スーパー各社の4月度売上高は、生鮮食品以外の買いだめの利くコメ、酒、加工食品などを中心に消費増税による反動減が出ている。既存店売上げが好調だったダイイチ(本社・帯広市)も前年の4月より5%減少するなど概ね3~5%の減少になっている。
 
 マックスバリュ北海道は、低価格スーパーの「ザ・ビッグ」が好調を継続、「マックスバリュ」も地域によってバラツキがあったものの既存店合計は前年同月をクリアした。
 また、新店2店を含めた全店合計では104・4%と3月の116%よりも伸びは鈍化したが前年を超えている。
 
 同社は、2010年9月から全店・既存店ともダブルで前年同月を上回り始め、14年3月まで43ヵ月連続でダブル超えだったが、4月は反動減から既存店のマイナスを予想していた。しかし、結果的にクリア、「お客様の支持をいただいているということでしょう」と出戸信成社長は通過点という捉え方をしている。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER