ダイイチ札幌進出22年で売上高240億円に、2026年9月通期で地元ブロックを抜くことが確実

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 ダイイチ(本社・帯広市)の札幌ブロック売上高が、2026年9月期で地元帯広ブロックの売上高を抜く。既に半期決算でも札幌ブロックが帯広ブロックの売り上げを超えているが、通期では初めて帯広と札幌の売り上げが逆転する。(写真は、ダイイチの札幌ブロック「恵み野店」)

 同社が2026年8月12日に発表した2026年9月期第3四半期決算によると、帯広ブロック(10店舗)の売上高が176億1000万円、旭川ブロック(7店舗)が109億1100万円、札幌ブロック(9店舗)が179億2000万円となり、半期決算に続いて、札幌ブロックがトップの売上高になった。半期決算では、その差は2億3400万円だったが、第3四半期では3億1000万円と差は広がっている。

 札幌ブロックが好調に売り上げを伸ばしているのは、2023年11月にオープンした「すすきの店」(札幌市中央区)、2024年11月にオープンした「千歳店」(千歳市)、2025年3月にオープンした「アリオ札幌店」(札幌市東区)がいずれも好発進しているからで、中でも「アリオ札幌」は、全26店舗中で1位の売り上げを続けている。

 ダイイチの新店舗は、1年目より2年目、2年目より3年目というように、年を追うごとに売り上げが伸びるのが特徴。同社は、第3四半期決算について「日々、各マーケットに応じた新たなMD(マーチャンダイジング=戦略的な販売活動)に挑戦し続けており、順調に売上高を拡大しております」としている。

 ダイイチが、札幌1号店となる「八軒店」(札幌市西区)をオープンさせたのは、2004年7月。地元帯広、旭川に次ぐ飛び地への進出に、業界では懐疑的な見方が多かった。それから22年、マーケットの拡大以上にダイイチの正統的SM(スーパーマーケット)路線が多くの札幌市民に受け入れられたことが、成長の源になっている。

 同社は、冒険をしない堅実な出店が持ち味だったが、大株主イトーヨーカ堂(本社・東京都品川区)の北海道撤退や出店見直しで、予期せぬ出店を余儀なくされた。結果的にその出店がダイイチの風土を変えた。堅実さにプラスして挑戦という新たな因子が加わった。2026年9月期第3四半期までのブロック別売り上げを単純に積み上げると、2026年9月通期は札幌ブロック238億9300万円となり、帯広ブロックの234億8000万円を超える。2025年9月期は、札幌ブロックが帯広ブロックより11億7100万円少なかったが、1年間でその差を埋めるだけでなく、4億円以上引き離すことになる。2026年9月期は、帯広のダイイチから札幌のダイイチになる起点の決算期となりそうだ。

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