オリックス(本社・東京都港区)と「ファッション市場サンキ」を運営する三喜(同・千葉県柏市)が共同で手掛けている札幌市手稲区の複合商業施設「クロスモール新発寒」(新発寒2条1丁目)の建設工事が終盤を迎えている。工事は7割方進捗しており、オープン予定の10月下旬に向けて最終段階を迎えている。(写真は、オリックスと三喜がデベロッパーとして整備を進めているクロスモール新発寒)
(写真は、建設工事が先行しているサンキと来春開業に向けて建設が始まったホリデイスポーツ=左)
北5条手稲通と花川通を結ぶ追分通。ところどころに側道があるこの通りを北上、函館本線の跨線橋を渡ってすぐ、左手に見えてくるのが「クロスモール新発寒」の建設現場。元牧場の跡地約7800坪を利用した複合商業施設の整備は躍動感に溢れている。
施設を構成するのは、食品スーパーの「マックスバリュ」、ファッションの「サンキ」、ドラッグストアの「サツドラ」、100円ショップの「ダイソー」、メガネの「ルックヒライ」、スポーツクラブの「ホリデイスポーツ」、元気寿司が展開する「魚べい」、丸千代山岡家の「ラーメン山岡家」、美容室の「スカイ」、クリーニングエースのコインランドリー「ハッピーウォッシュ」、デンタルクリニックの「なないろ歯科クリニック」。
施設は7棟からなり、2階建てのホリデイスポーツクラブ以外は鉄骨平屋建て。建築面積のトータルは約2414坪、7棟の延床面積は約2902坪、小売店の店舗面積合計は約1677坪となっている。
来春に完成するホリデイスポーツクラブはまだ鉄骨が組みあがった段階だが、それ以外の建物は7割ほど完成している。その中でも「サンキ」の工事は先行しており、既に外壁にロゴマークもペインティングされている。
新発寒地区でこれだけ大規模な複合商業施設がオープンするのは、「パワーセンターコムス」(新発寒4条1丁目)以来。また、オリックスは2011年9月にサツドラやジーユー、フードD「BOSCO店」などで構成する「クロスガーデン手稲前田」(手稲区手稲前田7条11丁目)をオープンさせており、同じ手稲区で2つ目の複合商業施設を完成させることになる。
オープン後は、多くの客で賑わう商業ゾーンとして地域に溶け込むことになる「クロスモール新発寒」、開業の足音が着実に近づいている。
(写真は、既に設置されているポールサイン)