生活協同組合コープさっぽろは、砂川市と子育て支援を主軸にして地域活性化と市民サービス向上を目指し、包括連携協定を締結した。コープさっぽろが、北海道内の自治体と結ぶ包括連携協定は23例目で、子育て支援をベースとした包括連携協定は今回が初めて。砂川市が掲げる「子育てするなら砂川」の取り組みと、コープさっぽろが持つ店舗やサービスなどの資源を組み合わせ、子育て世帯を地域全体で支える環境づくりを進める。締結式は、2026年8月18日に行われた。
(写真は、生活協同組合コープさっぽろと砂川市の子育て支援を主軸にした包括連携協定締結式=コープさっぽろ提供、禁無断転載)
砂川市は、「子育てするなら砂川」を最重要政策に掲げ、子どもを安心して産み育てられる環境づくりを進めている。一方、コープさっぽろは2026年9月10日に既存店を移転、新築オープンする新「すながわ店」に、コミュニティスペース「トドックステーション」を併設する。今回の協定では、「トドックステーション」など双方が持つ施設やサービスなどを生かし、子育て支援を中心に、食育や健康づくりに取り組んでいく。
協定の主な内容には、①子どもの心身の健やかな成長に関すること②保護者に対する子育てのサポートに関すること③地域全体で子育て世帯を支えるまちづくりに関すること④食育の推進及び健康的な暮らしに関すること⑤その他相互に連携・協力することが必要と認められる事項が掲げられている。今回の連携で大きな役割を担うのが、新「すながわ店」に設けられる「トドックステーション」。コミュニティスペースとして、砂川市のサテライト事業や子育て相談会などの開催を予定している。
コープさっぽろは、道内の店舗や宅配トドックの配送拠点に「トドックステーション」を設けているが、自治体が主催するイベントなどは実施されていなかった。今回の協定では、砂川市が主催するイベントなどにも同スペースを活用してもらう。行政施設の一角にある相談窓口などと比べ、普段から買い物で訪れるスーパー内に設けられたスペースのため、子育て世帯も、より気軽に立ち寄ることができる。買い物のついでにイベントや相談会に参加するなど、日常生活の中で自然に子育て支援につながる環境をつくっていく考えだ。
コープさっぽろは、2012年から全道の保育園や幼稚園などの子育て施設で展開している「えほんわくわくキャラバン」を新「すながわ店」で9月12日(土)11時からのオープニングイベントで実施する。絵本を通じて子どもたちによみきかせの楽しさを伝えるとともに、親子が交流できる機会とする。この他、宅配トドックによる子育て世帯の支援、「ファーストチャイルドボックス」といった既存の子育て支援との連携、子育て情報の相互発信なども進める。
さらに、新「すながわ店」を「子ども110番の家」として子どもたちの安全を見守るほか、市内の学校に通う児童らの作品展示や子どもたちのお仕事体験への協力など、地域交流の場としての役割も担う。また、「コープさっぽろ健康マルシェ」を開催するほか、健診・がん検診の受診率向上につながる取り組み、妊産婦・子どもへの食の支援も進める。
コープさっぽろの鈴木裕子常務執行役員地域政策本部長は、「子育て世帯にとって気軽に相談できる場や居場所が必要です。高齢者の見守りと同じように、子育てでも自治体と連携できるようにしたい。今回の砂川市との協定は、そうした子育て支援を地域との連携によって広げていく新たな一歩となります」と話している。

































