2005年に人材派遣業ジェイコム株の大量誤発注事件で20億円を儲けた男として知られる個人投資家のBNFことTK氏が、札幌ススキノで飲食店ビルの建設を計画している。投資家の間ではBNFの方が通りが良く本名も知られているが、本欄ではイニシャルで表記する。(写真は、BNFことTK氏が飲食店ビルの建設を計画している38坪の敷地)

 TK氏は、05年にみずほ証券が東証マザーズ市場に新規上場したジェイコム株の売りを大量に誤発注した際、その株を買って20億円以上の利益をあげたとされる個人投資家。無職から資産数百億円を築いた伝説の天才株トレーダー。

 そのTK氏が、札幌市中央区南4条西2丁目で飲食店ビルの建設を計画している。北行き一方通行の時計台通に面した場所で、第31桂和ビルとダイメックスプラザ5番館に挟まれた更地。敷地面積約38坪(126・46㎡)のうち約30坪(101・44㎡)を使って地下1階、地上9階建て、鉄骨造の建物1棟を建設する計画。延べ床面積は、約268坪(884・98㎡)、高さは30・60m。着工予定は2018年9月15日だが、現時点では工事は行われていない。設計、施工はグラフィックホールディングス(本社・札幌市中央区)のグループ会社、北海建設(同・同)。

 土地登記簿を調べると、14年7月にその土地をTK氏が取得している。土地に約5500万円付いていた抵当権は売買の際に解除されている。昨年の夏までは、「ローソン札幌南4条西二丁目店」が営業していた場所だ。TK氏は、資産を元手に東京で不動産投資を手掛け、商業ビル売買でも名が知られている。14年に取得していたわずか38坪のススキノの一角で同氏はどんな構想を描いているのか。