外食産業向け業務用食材卸の大槻食材(本社・函館市)が展開していた札幌市豊平区の「キャロット中の島店」(中の島1条3丁目)が閉店して約3ヵ月、跡地利用が注目されている。IMG_0350(写真は、解体が進んでいたころの旧キャロット中の島店=11月17日午後撮影)

 大槻食材が展開する食材専門店「キャロット中の島店」は、1997年に開店。約250坪の土地所有者は、北交タクシーを運営している北海道交通(本社・札幌市豊平区)。同店は今年で20年になるが、大槻食材は契約更新をせず8月15日で閉店した。地域の飲食店関係者だけではなく一般利用客からも親しまれていただけに閉店を惜しむ声は多かった。その後、建物の解体工事が行われて現在は更地になっている。

 北海道交通によると、「今後の計画はあるが公表できる段階ではない」としている。場所は、地下鉄中の島駅から近く中の島通に面しており交通の便は良いため、周囲にはマンションが多い。北海道交通は市内に所有する多くの土地を賃貸で活用しており、この土地も賃貸による利用になると見られている。


20人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。