地場の住宅関連17社で組織する北海道都市開発事業協同組合(理事長・大畑範義三愛地所代表取締役)は、雪印種苗(本社・札幌市厚別区)が江別市野幌若葉町に所有する約1万3000坪の土地を取得した。大手ハウスメーカーと同組合が取得に名乗りを上げ、同組合が競り勝った。取得価格は非公表。所有権移転は6月7日付。(写真は、道都市開発事業協組が取得した江別野幌若葉町の土地)
若葉町43番地の土地は、かつて北海道農材工業(本社・札幌市北区)の野幌セラミック工場があった場所で工場閉鎖後に雪印種苗が取得、その後は更地のまま未利用だった。
今年3月に売却方針が示され、本州ハウスメーカーと道都市開発事業協組が取得方針を示し、大手ハウスメーカーより高い価格を提示した同組合が取得した。
JR野幌駅から徒歩15分程度で食品スーパーの「ビッグハウス野幌店」、「スーパーセンタートライアル野幌店」があるほか戸建て住宅で人気だった緑ケ丘にも近い環境。
道都市開発事業協組は、今年秋から1区画約60坪、170区画前後の造成工事を始める。来夏から組合加盟の6社と一般社団法人北海道住宅都市開発協会の会員会社など合計10数社が建売住宅、建築条件付き宅地として販売する。宅地価格は1区画500万円程度になりそう。用途地域は準工業地域だが、同組合は第一種低層住居専用地域に用途変更を江別市に申請する。
同組合が100戸以上の宅地開発を行うのは、2013年の「恵み野里美ニュータウン」(恵庭市恵み野、130区画)、14年の「グリーンタウン樽川」(石狩市樽川、196区画)、16年の「グリーンタウン栄町東」(札幌市東区、100区画)に続くもの。