【2027年2月期中間決算】アークスグループ主要子会社業績、群抜くラルズの収益力

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 アークス(本社・札幌市中央区)の2027年2月期中間決算は、売上高3186億8500万円、純利益53億7500万円となり、前年同期間比1・6%の増収、5・9%の純利益減となった。主要子会社の業績を見ると、ラルズ(同・同)の好調さが際立つ。(写真は、リニューアルによって好調な売り上げを維持している「スーパーアークスエクストラ」)

 ラルズの売上高は823億9800万円、営業利益は41億7500万円、経常利益は43億5200万円、純利益は29億8400万円となり、前年同期間比2・8%の増収、10・8%の営業増益、10・6%の経常増益、10・5%の純利益増となり、スーパー業界に逆風が吹く中で2ケタの増益を果たした。こうした好業績の背景にあるのは、商品価格のハイ・アンド・ロー(特定の期間に価格を大幅に変動させ、特売品や期間限定の付加価値を設定して集客を図る戦略)を効果的に設定していることや、「スーパーアークスエクストラ」のようにリニューアル戦略を確実に売り上げ増に結び付けている点がある。

 商品別の販売戦略と粗利コントロールが細部にまで浸透していることと、組織に根付いている買い物客の消費マインドを読み取る力が、売り場に反映されている。スーパー各社が、DS(ディスカウントストア)的要素を売り場に差し込み始めている中で、ラルズは一線を画すSM(スーパーマーケット)の王道を行く。「売れない焦り」よりも「売り抜く力」が勝っている組織風土が、営業利益率5・1%(前年同期間比0・4ポイント上昇)という“お化け的な数字”を弾き出している。好調ラルズに死角は今のところ見当たらないが、強さゆえの緩みが出てこないとは限らない。挑戦者たる姿勢が今後も続けば、アークスグループの牽引役として、ラルズの存在感はさらに高まりそうだ。

 主要子会社の2027年2月期中間決算個別業績は次の通り。カッコ前年中間期比。
■ユニバ―ス 売上高779億900万円(1・7%増)、営業利益29億9600万円(2・0%増)、経常利益31億300万円(1・8%増)、純利益20億7200万円(0・5%減)
■ベルジョイス 売上高441億600万円(1・2%増)、営業利益6億200万円(1・0%増)、経常利益6億7700万円(2・1%増)、純利益4億5100万円(3・0%減)
■道北アークス 売上高224億8200万円(0・5%減)、経常利益1億3500万円(4・8%増)
■福原 売上高224億2600万円(1・3%増)、経常利益4億7600万円(2・1%減)
■東光ストア 売上高207億5200万円(0・7%増)、経常利益1億3600万円(32・5%減)
■道南ラルズ 売上高166億6200万円(4・3%増)、経常利益5億2000万円(13・3%増)

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