ホクノー(本社・札幌市)は、来年1月からJR東日本の「Suica」の電子マネー決済と中国の「銀聯カード」のクレジット決済が利用できるようにする。ホクノーが札幌市厚別区内で展開する全6店舗に専用の機械を導入し、買い物客の利便性を高める。同社は、2004年に道内の食品スーパーとして初めて「Edy」の電子決済サービスを始めた。今後もネットを利用した新サービスで顧客満足度を高めていく。(写真は、ホクノーの野地秀一社長)
 

 ホクノーは、札幌市厚別区で中央店(もみじ台)や新札幌駅前の新札幌店など6店舗を展開する食品スーパーで年間売上高は約40億円。
 
 このうち新札幌店は、JRと札幌市営地下鉄の駅に近接しているほか、シェラトンホテル新札幌とも近いことから首都圏からのビジネス客や中国系旅行者も多く、「Suica」、「銀聯カード」の利用が見込めると判断、決済用の専用端末を全店舗に導入して利便性をより高めることにした。
「Suica」は、JR北海道の「Kitaca」と相互利用できるため「Kitaca」でも決済できる。
 
 ホクノーは、札幌市内の厚別区内で展開する地域ローカルスーパーだが、基幹店の中央店はもみじ台団地のショッピングセンターとして唯一の店舗。同団地内は、用途制限があるために他の商業施設は建設できないためホクノーの収益店舗になっているが、1970年代に建設された団地が多く、居住者の高齢化が進み団地人口もピーク時から1万人程度減少している。
 
 このため、ホクノーでは新規顧客の取り込みを図る目的から「Edy」の導入などを進めてきた。
 
 今回の「Suica」、「銀聯カード」のよる電子マネー決済サービスもこうした新規顧客の拡大を目指したもの。今後もスマートホンを使った新たなネット機能とリアルな現場を結び付けて新サービスを模索していく。

※2012年12月16日一部記事修正