森町SCに遅れ、神戸物産が大沼公園に建設の商業施設

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 全国で格安食品スーパー、業務スーパーのフランチャイズ(FC)展開を進めている神戸物産(本社・兵庫県加古郡稲美町)が建設を始めた北海道茅部郡森町の「神戸物産森町大型ショッピングセンター(SC)」のオープンが遅れそうだ。当初は北海道新幹線開業の1ヵ月後の2016年4月末としていたが、11月下旬でも写真のように整地の段階。数ヵ月の遅れは必至と見られる。IMG_9899(写真は、神戸物産が建設を進めている森町大型ショッピングセンター。遠くに見えるのが駒ヶ岳)

 神戸物産が建設するSCは、道央自動車道の暫定終点である大沼公園インターチェンジから降りて国道5号線と交差する南東の角地にあたる道南の雄峰、駒ヶ岳の麓。敷地面積は約7万7000㎡で2階建て、延床面積約1万2000㎡のSCを建てる。
 主要小売店は業務スーパーで2階にはレストランやフードコート、飲食専門店など小売り以外の店舗を配置、飲食・土産などの小売り以外の面積は約2000㎡。
 商圏は半径15㎞と想定、森町、七飯町、北斗市、鹿部町から1日当たり約6400人の集客を見込む。北海道新幹線開業によって増える観光客の取り込みも狙っている。
 
 北海道新幹線開業と軌を一にする商業施設の新設は、このSCが唯一とも言える大型投資。暫定終着駅になる新函館北斗駅から10㎞圏内にあり地元観光業界にはSCへの期待もある。
 
 写真のように11月下旬の段階で整地工事は8割方終了しているが、今後基礎工事や建屋建設などを進めても予定の4月末オープンからは遅れそう。新幹線開業景気を取り込むためにも遅れは取り戻すべく急ピッチで建設がすすむものと見られる。

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