江別市大麻の道央道江別西インターチェンジ(IC)の近隣が、コストコホールセールの出店候補地として取り沙汰されている。10ha以上もある農地の一角で、既に大型ホームセンターのジョイフルエーケー(本社・札幌市東区)が出店計画を進めているが、広大な用地のためコストコ出店の余地は十分にある。P1050563(写真は、コストコ札幌倉庫店。会員制大型小売店として定着、2号店を望む声は多い)

 コトスコは、食品、雑貨などを揃えた米国発祥の会員制大型小売店で、日本では1999年に福岡県糟屋郡久山町に1号店を出店して以来、現在は「札幌倉庫店」(札幌市清田区美しが丘)を含めて20店舗を展開している。
 
 出店意欲は旺盛で、今年8月には「かみのやま倉庫店」(山形県上山市)、「野々市倉庫店」(石川県野々市市)、「射水倉庫店」(富山県射水市)を同時期にオープンさせる。
「札幌倉庫店」は7年前から展開しているが、数年前から道内2号店の出店が取り沙汰されるようになった。
 これまでも、札幌市手稲区の土地が2号店の出店候補地として噂されたこともあったが、その土地には全国大手の大型ホームセンターが出店、実現しなかった。
  
 今回、候補地として浮上しているのは江別市大麻地区。10年以上前から商業施設の出店構想があった場所で、最近になってジョイフルエーケーの出店構想がようやく動き始めた。一帯は10~17haにも及ぶ広大な農地のため商業施設の集積は十分に可能。一時は、世界的な家具・インテリア小売りのイケアの進出構想もあった場所だ。
  
 コストコが出店基準にしているのは、敷地面積7000坪以上、建築面積4200坪、商圏半径10㎞、人口50万人、駐車場800台以上で土地は自己所有か40年以上の定期借地のいずれか。最大のポイントは、車のアクセスが良いことで、江別市大麻地区は江別西ICと近接しているためこの条件を満たす。
 
 実は、ジョイフルエーケーとコストコは既存店でコンビネーションを組んでいる実績がある。コストコの「札幌倉庫店」とジョイフルエーケーの「大曲店」(北広島市大曲工業団地)は札幌市と北広島市の境界近くで互いに展開しており、1㎞程度しか離れていない。立地場所も道央道北広島ICから近い。
 
 江別市大麻地区へのコストコとジョイフルエーケーのコンビネーション出店は十分に考えられるが、実現するには越えなければならないハードルもある。農地の転用や市街化調整区域からの用途変更、また市や道がこの地区を物流用地として活用する計画を策定しているためこれらを変更しなければならないからだ。クリアすべき条件は多いものの、実現すれば地域振興に繋がることは確かだ。


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