イケア噂の候補地「江別市大麻」消える!?ジョイフルエーケー出店構想が影響?

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 家具・インテリア小売の世界最大手でスウェーデン発祥のイケア。その日本法人であるイケア・ジャパン(本社・千葉県船橋市)が北海道への出店を表明しているが、噂の候補地となっていた江別市大麻への出店が消えそうだ。IMG_9729(写真は、イケアの出店が噂されていた土地)

 イケアの道内出店候補地のひとつとして浮上していたのが、江別市大麻地区の約5万㎡の土地。現在は農地だが、この地区にイケアと大規模なショッピングセンターを誘致する構想だった。ショッピングセンターの設置者側はイケアと組むことに積極的で、昨年には、某江別市議の仲介によって三好昇江別市長とイケア・ジャパンの開発担当者が面会しており、具体的に進むかと思われた。
 
 しかし、ここにきて俄かに浮上したのがホームセンターのジョイフルエーケー(本社・札幌市東区)の出店構想。既にこの大麻地区の農地の一部をジョイフルエーケーは条件付きで購入しており土地登記簿もジョイフルエーケーの所有権が登記されている。同社は土地所有者に手付金を支払っていると見られ構想段階から一歩進んでいる。
 
 ジョイフルエーケーの出店が具体化したことでイケアと大規模ショッピングセンターの出店構想は消滅したようだ。自治体とともにマチづくりを進めていくという点でイケアの出店は各自治体にも歓迎されていただけに江別市にとっても将来的には痛手になりそう―逃がした魚は大きいようだ。

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