夜景観光コンベンション・ビューロー主催で、全国5212人の夜景観賞士の投票によって、長崎県佐世保市の「ハウステンボス『光の王国』」、栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク『光の花の庭』」と共に、「日本三大イルミネーション」に認定された「さっぽろホワイトイルミネーション」。全国に先駆けて1981年、1000個の電球からスタートし、今では国内外から観光客を集める札幌を代表するイベントになっている。37回目となる今年は24日に開幕、メインとなる大通会場などに約78万個のLED電球が点灯された。IMG_0534(3丁目会場中央の噴水にはブルーを基調としたオブジェ「スノークリスタル」を設置=写真)

 雪が舞う中、午後4時30分から大通公園3丁目会場で行われた点灯式では、町田隆敏・札幌副市長、札幌観光協会の星野尚夫会長らが出席し、カウントダウンから「スイッチ・オン」という司会者の掛け声で78万個の電球を点灯。また、三重県出身のシンガーソングライター、Ms.OOJA(ミスオージャ)が今年のコラボレートソング『ホワイトソング』を披露し、観客を魅了した。
IMG_0415(噴水を使った「スパークファウンテン」とダイヤモンドをモチーフにした光の宮殿「ジュエリーパレス」が輝く4丁目会場=写真)

 昨年から大通会場を8丁目まで拡大し、新たなオブジェを設置するなど大幅にリニューアルしたが、今年は大通7・8丁目会場を一新。「日本新三大夜景都市」に選ばれた、長崎市、神戸市、札幌市の夜景をイメージした会場に、各都市のテーマカラーである赤、青、白に輝く「光のトンネル」を設置した。このトンネルのイルミネーションが消えると、ブラックライトで各都市の夜景が浮かび上がるという世界初の印刷技術によるパネルも使用。8丁目のトンネルの西側には、10mを超える屋外シアターを設置し、各都市のプロモーション映像を上映している。
IMG_0430(大きな樹木が立ち並ぶ会場に、緑色に輝くボールのオブジェが点在する6丁目会場=写真)

 また、今年から会場に加わった札幌市北3条広場(アカプラ)会場では、サウンドアーティストの大黒淳一氏が手がける音楽に合わせて色が変化するイルミネーションやスポットライトを設置、イチョウ並木を華やかに演出している。札幌駅南口駅前広場会場も加わり、札幌の玄関口として観光客らを光の輪で出迎える。

 会期は大通会場が12月25日まで、駅前通会場(駅前通北4条~南4条)は2月12日まで、南1条通会場(南1条西1丁目~3丁目)、札幌市北3条広場(アカプラ)会場、札幌駅南口駅前広場会場は来年3月14日まで。
「日本新三大夜景都市」に加えて「日本三大イルミネーション」にも選ばれた札幌。ますます冬の夜を彩りそうだ。
IMG_0442(7・8丁目会場は「日本新三大夜景都市」に選ばれた、長崎市、神戸市、札幌市の夜景をイメージした「光のトンネル」を設置=写真)



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