Jリート(国内不動産投資信託)のインヴィンシブル投資法人(本社・東京都港区)が資産の運用を委託している資産運用会社、コンソナイト・インベストメント・マネジメント(同・同)は、「ホテルマイステイズ札幌アスペン」など北海道のホテル8物件を含む国内ホテル18物件の不動産信託受益権を19日に取得する。取得予定額は合計で826億4600万円。18物件の平均想定利回りは5・8%。(写真は、「ホテルマイステイズ札幌アスペン」=中央の建物)

 18物件は、北海道をはじめ山梨県の富士山麓、石垣島など観光旅行者のホテル需要が旺盛で外国人宿泊者の需要拡大が見込める「プライム・ツーリズム・エリア」に所在する。

 取得する18物件の取得予定価格のうち44・4%を占めるのが北海道の8物件。インヴィンシブル投資法人のホテルポートフォリオに占める北海道エリアの割合は、取得する8物件の価格を加えると2018年12月末の8%から14・9%に増え、北海道エリアは同投資法人のポートフォリオの中で最も多いホテルマーケットになる。

 取得する北海道の8物件の取得先、取得予定価格は次の通り。
■ホテルマイステイズ札幌アスペン 洞爺湖合同会社 155億4300万円
■ホテルソニア小樽 シラハマ特定目的会社 59億3000万円
■ホテルノルド小樽 シラハマ特定目的会社 42億9600万円
■アートホテル旭川 シラハマ特定目的会社 31億9700万円
■ホテルマイステイズ札幌すすきの 河口湖特定目的会社 30億5900万円
■ホテルマイステイズ札幌中島公園 シラハマ特定目的会社 21億1800万円
■ホテルマイステイズ札幌中島公園別館 シラハマ特定目的会社 15億8400万円
■ホテルマイステイズ名寄 河口湖特定目的会社 9億5700万円

 取得物件の中で最も取得価格が高い「ホテルマイステイズ札幌アスペン」は1995年12月に建設された地下1階、地上13階建てで客室数305室。収益還元法による還元利回りは4・6%、DCF法による最終還元利回りは4・8%となっている。



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