札幌の一等地に空き地が出現した。札幌市中央区北1条西6丁目の国家公務員共済組合連合会(KKR)が運営する斗南病院の跡地だ。新しい斗南病院は、昨年10月に北4条西7丁目の旧札幌厚生病院跡地に移転開業している。旧病院の跡地開発が注目されている。20171025_160319 (2)(写真は、旧斗南病院跡地)

 斗南病院の移転後、旧病院建物の解体工事が進められていたが今夏には解体工事も終了し、現在はフェンスも取り除かれて約900坪(約2970㎡)の土地が顔を出している。

 土地は財務省が所有しており、およそ半分をKKRに賃貸していた。土壌等に問題がなければKKRから財務省に返還され、財務省は道や札幌市に利用の意向を聞いてから、道や市が使用しないとなれば民間に売却する流れになる。

 この土地の道路を挟んで東側にあるHBCは、現本社屋を建て替えることになっている。本社屋の東側にあるHBC立体駐車場を解体して建設するもので、北側にある道議会庁舎も建て替えが計画されている。さらに行く行くは北1条西4丁目の札幌グランドホテルも建て替えられる。建て替えラッシュが続きそうな北2条通界隈で旧斗南病院跡地はどうなるのか、市民の注目度は高い。


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