地域貢献型の北海道地元産品ネットショップ「時々(ときどき)地元」を運営している「ひとと」(札幌市北区)は、北海道の地元生産者が審査員を務めるユニークな「地元川柳」コンクールの作品を広く募集している。地元愛を川柳にして専用の応募サイトで投稿すると最大賞金50万円がもらえるコンクール。応募受け付けは2019年1月31日まで。(写真は、ひととの藤谷透代表取締役)

 ひととは、今年夏のワールドカップサッカー大会でタコの「ラビオ君」を使って日本戦の勝敗を占うイベントや、タコ箱漁オーナー制度の企画・運営をしたネットショップ会社。北海道の地元産品をサイトで販売すると共に、生産者と消費者を繋ぐ交流会を開催するなど顔の見える参加型のネットショップを展開しているのが特徴。

 今回、台風や地震など自然災害が多発した北海道を盛り立て、地元生産者とともに元気な北海道を国内外に広めることを目的に「地元川柳」コンクールを実施することにした。
 テーマの「地元」の捉え方は自由で、風景や友人、家族、名産品、商店など地元にまつわる思いを5・7・5の17文字で表現していればOK。

 ユニークなのは、審査員全員が生産者であること。小平町のタコ漁師や寿都町の牡蠣漁師、厚真町のコメ農家、余市町の鰊加工会社代表、新ひだか町の100年を超える羊羹店代表などが務める。応募資格は「時々地元」会員で、会員でない人も無料登録をすれば応募できる。最優秀賞、優秀賞、生産者賞など各賞を用意しているが、賞金と商品は応募者の数によって1万円から50万円まで分かれる。発表は19年2月下旬に募集サイトで行う。

 ひととの藤谷透代表取締役は、「当社は地域創生、生産者応援を目的にしており、地元生産者と共に北海道の元気を伝えたいという思いから『地元川柳』の募集を始めました。今回の応募を通じて一人でも多くの人が北海道に関心を持ってもらえればうれしい」と話している。「時々地元」は、https://jpjimoto.com/


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