新千歳空港ターミナルビルを会場にした「新千歳空港国際アニメーション映画祭2015」(実行委員会主催)が10月31日から開催される。昨年に続く2回目で世界各国から応募された短編アニメのコンペティションや招待作品など200本以上のアニメが上映される。人気声優やアニメ作家のトークショー、アニメ制作体験なども開催され空港はアニメ色で染まる。会期は11月3日までの4日間。IMG_8994(写真は、概要を発表する実行委メンバー。右から3人目が古川タク名誉委員長=2015年10月5日午後2時ころ、札幌市中央区の北海道空港グループ会社、えんれいしゃ会議室で)

 コンペティションへの応募は昨年より約400本多い1103本でそのうち事前審査によって18ヵ国、51作品が選抜され上映される。1次選考に漏れた作品の中から一部はパノラマ作品として紹介される。
 
 また、今回から日本のアニメ監督・作家を応援する日本コンペティション部門と音楽を使ったアニメ作品を対象にしたミュージックアニメーションコンペティションも新設され、こちらはそれぞれ16作品、13作品が上映される。最終日に賞金100万円のグランプリ、30万円の新人賞、10万円の観客賞などが発表される。
 
 こうしたコンペティションとともに注目されているのが珠玉のアニメとして人気のある作品を集めた招待作品上映。今年は、アニメに革命をもたらした作品として知られるビートルズのメンバーをキャラクターにした『イエローサブマリン』(1969年日本公開)が大音響で楽しめる爆音上映されるほか、大友克洋監督作品の『スチームボーイ』も爆音上映で北海道に初上陸する。また、大島渚監督が白戸三平の傑作大河劇画を映画化した『忍者武芸帳』など盛り沢山。
 
 さらに声優などがゲスト出演する招待作品として、劇場版『進撃の巨人』前後編が上映され、ミカサ・アッカーマン役の石川由依が登場、岩井俊二監督の『花とアリス殺人事件』の上映ではロトスコープアニメーションディレクターの久野遥子がショートトークで参加する。
 
 会場は、じゃがポックルシアターで2階センタープラザでは進撃の巨人上映記念展示としてのエレン、リヴァイの等身大フィギュアなども展示される。実行委の古川タク名誉委員長(アニメ作家、日本アニメ協会会長)は、「空港は交流の場だが、そのイメージにピッタリの映画祭。2回目にして早くも存在意義がハッキリしてきた。面白い映画祭になると期待している」と述べた。
 全期間チケットは、前売2500円(当日3000円)、1日チケットは前売1500円(同2000円)。実行委では、昨年の3万人を上回る来場を予想している。
 なお、上映スケジュールなど詳細はhttp://airport-anifes.jp