北海道師範塾は、今年11月から来年8月まで教師を目指す人を対象に「教師養成講座」を開講する。昨年に続く2回目の開催。月2回土曜日の午後に開講するもので、昨年参加した受講生は多くが教員採用試験に合格している。受講料は1万2000円。(写真は、北海道師範塾の夏季講座)

  北海道師範塾は、道の教育庁OBや校長、教頭、教諭のOB、現役教職員らで作る団体。教師としての使命感や高い見識を養う一助になることを理念としている。
 
「教師への道」は、教員を志す人を応援し、将来の教育を担う教師を養成する教員養成講座で、昨年は臨時採用の教員が採用試験で合格するなど実績を作った。
 
 昨年の講座会場は新陽高校だったが、今期は藤女子大(札幌市北区北16条西2丁目)を会場とする。講座は11月から来年7月までの8ヵ月間は月2回土曜日の午後2時から午後6時、7~8月の1ヵ月は毎週土曜日の同時間で間行われる。
 
 毎回4講座開講し各講座は60分間。第2期の特長は、毎回の第4講座で集団討議を組み入れたこと。これは、昨年の第1期の結果を踏まえ受講生が講座で学んだ知識を自分の考えとして整理し、応用、活用、発展させて他の受講生に伝えるスキルを養うとともに他の受講生の考えを聞くという姿勢を身に付けてもらうため。
 
 講座は教師論、指導論、授業論のほか模擬授業などで構成され、7~8月の1ヵ月間は面接など教員採用2次試験への対応力を集中して教える。講師は、同塾の吉田洋一塾頭(元道教育長)や理事らがボランティアで行う。
 
 募集人員は40人。受講料は1万2000円。申し込みは11月5日まで、同塾ホームページhttp://www.kyoshinomichi.jpで受け付ける。


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