IMG_3801IMG_3758(写真上は浅香正博氏、写真下は島本和明氏)

 北海道の医学界2巨頭が奇しくもこの4月から道内の私立医療系大学のトップに就いた。浅香正博氏(68)と島本和明氏(69)。北大病院長を務めたピロリ菌の権威、浅香氏と札医大学長・理事長を務めた高血圧の権威、島本氏。2巨頭が官から民へ転じたことで道内の医療、介護、福祉などメディカルの産業化に弾みがつくと期待される。

 道内医学界2巨頭と言われるのは、研究業績に優れ北大医学部、札医大の象徴的人物だったから。しかし2人に共通するのは、権威を重んじる近づきがたい存在ではなく、親しみやすく相手をして仲間になりたいと思わせる人間力があるところだ。
 子どものころ皆既日食を見て宇宙飛行士に憧れた浅香氏、父親の姿を見て政治家を目指さず医師か弁護士になろうと子ども心に誓った島本氏。その後、医の道を究めた2人には成功者としての物語に事欠かない。
 
 そしてこの4月、2人は新しい門出を迎えた。北海道医療大学学長になった浅香氏、日本医療大学総長になった島本氏。2人は早くも動き出している。浅香氏は社会医療法人カレスサッポロと道内初の地域医療連携法人の設立に向け動き出し、島本氏はつしま医療福祉グループの大学として地域包括ケア構築に向けた病院M&Aに乗り出す。
 
 ともに北大病院、札医大病院での病院経営の経験もあって組織を動かす力量とビジネス感度は高い。食と観光に続きメディカル分野が北海道の成長産業になるように、2巨頭の人間力で周りを巻き込み切り拓いて欲しい。


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