7月の参院選で北海道選挙区から4選を目指し出馬する民主党の小川勝也氏(49)が20日、札幌市のホテルポールスター札幌で政経パーティーを開いた。この日、道内の若者との意見交換会や連合北海道の拡大幹事会に参加した海江田万里民主党代表も応援に駆け付け、小川氏や連合北海道の工藤和男会長とともにがっちり握手、「小川氏の4選を民主党再生の一里塚にしよう」と約600人の参加者に訴えた。(写真は、小川勝也参議=中央と握手する海江田万里民主党代表=右と工藤和男連合北海道会長=左)
 
 パーティーには、登別市長や室蘭市長、稚内市長など道内自治体首長や徳永エリ参議、元知事の堀達也氏らのほか連合北海道傘下組合員、道議、札幌市議、市町村議会議員などが参加した。
 
 挨拶に立った海江田代表は、「安倍首相は調子に乗りすぎている。安倍首相が目指しているのは新自由主義の小泉内閣と同じ格差社会の実現だ。民主党は、これ以上格差を広げず格差の固定化を解消するのが使命。北海道は民主党誕生の地。地獄に落ちた民主党だが北海道から這い上がらなければならない。小川参議の勝利で民主党再生の一里塚を北海道から実現しよう」とアピールした。
 
 連合北海道の工藤会長は、「自公政権で雇用のセーフティネットが劣化してきた。雇用の危惧を強く感じる。アベノミクスにはアベノリスクが隠れている。連合の力で小川参議の4選を実現し働くもの、生活者の声を政治に反映させよう。労働組合の政治活動の原点を見つめ直して支援していく」と語った。
 
 小川氏は、「アベノミクスで恩恵を受けている道民はほとんどいない。むしろ灯油やガソリンが値上がり、さらに電気料金の値上がりを心配している。TPP交渉に参加することになったが、和寒町出身の政治家としてはどのような国益をもたらすとしても、受け入れられるTPPの姿は絶対に描けない。北海道はこれまでも本州ために犠牲になってきた歴史がある。TPPでまたも犠牲になることはあまりにも酷だ」とTPP参加することに反対の姿勢を改めて表明していた。


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