札幌市中央区南5西2にあるバッティングスタジアム「スラッガーズ」が姿を消すことになりそうだ。約370坪の土地を所有している第一興商(本社・東京都品川区)が、売却の意向を示しているためで繁華街のバッティングセンターの終焉が近い。(写真は、南5西2にあるバッティングセンター「スラッガーズ」)

 すすきのの一角に建つ4階建ての赤と白の模様を施したレジャービルをご存じの人も多いだろう。飲食店ビルやホテルなどが建ち並ぶ繁華街の中で、この一角だけがある意味、別の雰囲気を醸し出している。

 バブルの熱狂が続いていた1989年にこの土地を第一興商が取得(2003年3月に金融子会社のディーケーファイナンスに所有権移転)。「スラッガーズ」もバブルの酔客を集めて大いに賑わった。それから30年近く、すすきのを訪れる客も様変わり、「酔った勢いでバッティングセンターへ」という流れは今や昔の感がある。また、カラオケやアミューズメントのほかボウリングもできる総合レジャー施設「ラウンドワン札幌すすきの店」(南5西3)が15年12月にオープンしたことも響いたようだ。

 第一興商は、周辺の土地や建物も含めて約700坪を売却する意向のようで、近く入札が行われるもよう。すすきの地区では比較的大きな不動産物件のため、デベロッパーの関心も高いという。数年後にはホテルが出現する可能性が高い。