不動産のスペシャリストと言っても良い長谷川氏だが、札幌西高時代は学年最下位という成績を何度も経験。偏差値は20台、日本中の大学でどこを受けても合格できない、とまで言われた。唯一の取柄は真面目さ。中学、高校時代は無遅刻無欠席、皆勤賞も授与された。成績以外は模範的な学生だったようだ。浪人した1年間は「目が痛くなって開けていられないほど勉強した」そうで、青山学院大に入学。

 しかし、卒業間際になり不動産鑑定士試験に挑戦した時、またも模擬試験で民法、会計学など0点を連発してしまった。そこから再び長谷川氏の頑張りが始まる。実際の試験当日まで1日22時間の猛勉強。勉強し過ぎて過労死するのではないかと思うほどだったという。その甲斐あって見事合格、地道な努力を重ねた苦労人なのである。

 同社が宅地建物取引業の免許を取得したのは昨年12月。それから2ヵ月という短期間の間に総額100億円を超える物件売却の依頼を受託している。同社は、第二種金融商品取引業の登録も進めていく考えだ。高額不動産は、信託受益権という形で売買されることが多く、信託受益権の仲介を行うには第二種金融商品取引業の登録が必要だからだ。

「10億円以上の高額不動産を所有するオーナーの方々には、高値で売却することが得意な当社に相談していただきたい。また、仲介会社の中には10億円以上の物件情報を持っていても、不動産投資会社との人脈がなく自力で成約まで辿り着かない会社もあると思います。是非当社に協力させていただきたい」と長谷川氏は話している。

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