札幌証券取引所アンビシャス上場の広告代理店インサイト(本社・札幌市中央区)は、東証マザーズ上場のSNSマーケティング専業会社、アライドアーキテクツ(同・東京都渋谷区)と資本業務提携した。23日付けでインサイトの株式2・49%を既存株主から取得、インサイトは北海道内でSNSを活用した広告サービスや中国などアジア地域のSNSマーケティングを強化して道内企業のインバウンド集客、海外展開を支援していく。矢萩氏、パーク、札証、ドーム 021(写真は、インサイトの浅井一社長)

 アライドアーキテクツは、国内最大のSNSマーケティング専業会社。約4000社の大手メーカーに向けてSNSを活用した販売促進、広告宣伝など多様なサービスを提供している。中国、東南アジアに向けたSNSマーケティングの実績もあり、国内企業が海外マーケットに進出する際のSNS活用支援でも強みがある。

 インサイトは、昨年6月から日本オラクルのクラウドシステムを利用し、SNS等のビッグデータを分析して北海道の観光資源を発掘する「インサイトプラス」を開始、SNS活用のデジタルマーケティングの強化を目指している。

 今回、インサイトの発行済み株式の2・49%(4万株)をアライドアーキテクツが既存株主から取得、同社の強みであるSNSマーケティングのノウハウを活用し、インサイトが北海道エリアでSNS活用の広告サービスを展開する。また、中国やアジア地域を対象にしたSNSマーケティングも進め、道内企業のインバウンド集客、アジア展開の支援を行う。

 アライドアーキテクツの2015年12月期は、売上高25億8300万円で営業利益は3億4500万円の損失。インサイトの16年6月期は、売上高20億2600万円、営業利益は3500万円。


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