DSC_6551 土屋ホーム創業者で土屋ホールディングス(HD)会長を務める土屋公三氏(73)が経営ノウハウを全公開し直接指導する「人間社長塾」が16日から始まった。今年は5期生に当たり道内の50歳までの取締役以上の経営者84人が受講、これまでで最大の受講生になった。11月まで8回にわたり土屋氏の講義やグループ討議などが行われる。(写真は、講義する土屋公三会長)
 
 人間社長塾は、土屋氏が一人で創業した時代から、上場、ホールディングス体制までの経営ノウハウを若手経営者に伝授、ワンランク上の経営を目指す手助けをしようというもの。
 当初は入塾資格を社長に限定して1年限りでスタートしたが、塾生から「取締役以上に間口を広げて継続して欲しい」との要請が多く寄せられ、2年目からは創業3年以上で50歳以下の取締役以上の経営者を対象に継続することになった。
 1~4期生は60人程度の塾生だったが、5期生に当たる今年は過去最多の84人が入塾。毎回、土屋氏の講義とともにグループ討議や質疑応答が組み込まれ、11月まで全8回にわたって半日間のスケジュールで行われる。
 
 1回目の講義が行われた16日のテーマは、「成功と失敗を分けるもの~人生感と企業使命感」で土屋氏がマズローの欲求五段階をきっかけに企業にもこれを置き換えることができると着想した教育プログラムについて話した。
土屋氏は、経営者に必要な人脈について「人間としての師匠を持つこと、経営者の横の繋がりを大切にすること、部下や仲間を大切にすること。それぞれ3つで人脈を創っていくことがワンランク上の経営者になるうえで欠かせない」と述べ、土屋氏には現在でも100人以上の師匠がいることを示した。
 
 5期生84人は40代が中心で30年以上続いている企業の取締役も約20人が参加、女性役員も10人ほどが受講している。


この記事は参考になりましたか?