コープさっぽろ(本部・札幌市)は、美幌高校地域資源研究班の生徒たちが考案した弁当『オホーツクがぎゅっ☆タコライス』を8日から道内71のコープ店舗で販売する。サルサソースのタコライスにホタテウインナーなど地元の食材を使っており、コープさっぽろが進める食育展開のひとつ。価格は消費税込みで500円。
 
 この弁当は、昨年10月に札幌駅南口イベント会場で開催された「高校生チャレンジグルメコンテスト」に出品されたもの。同コンテストは、高校生が地域の食と文化や生産者への思いについて考えてもらい、新たな発想で料理を創作して出来栄えを競い地域活性化に貢献しようというもので昨年が初開催。
 
 プランニング・ホッコー(札幌市東区)が事務局を務める実行委員会が主催し、コープさっぽろや江別製粉、ぎょれんなどが特別協賛、公益財団法人太陽財団の助成も得て行われた。審査は弁当代500円と引き換えに付いてくる投票券による投票で決まるもので参加したのは道内10高校。1位の北海道知事賞には羅臼高校、2位の実行委員会賞には八雲高校が選ばれ、コープさっぽろ賞に美幌高校の弁当が選ばれた。
 
 コープさっぽろでは、この作品を販売するため美幌高校と打ち合わせを重ね、商品化のメドがたったことから8日から毎週土・日の限定販売で札幌、函館、旭川、釧路、室蘭、苫小牧、帯広、北見の各地区にあるコープの71店舗で販売する。販売期間は3月末まで。価格は500円(消費税込)、販売目標は3000食。


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