スーパーマーケットと言えば、生鮮食品や惣菜、日配品が並んでいるものだが、最近目立ち始めたのが菓子。以前から、ご当地銘菓など限られた菓子は販売されていたが、最近は、知名度のある菓子メーカーの商品を単品でばら売りするスーパーが多くなってきた。「スーパーで菓子を買う」が買い物の新しい定番になってきた。
(写真は、「ホクレンショップFoodFarm」の菓子コーナー)
「スーパーで菓子」の元祖とも言える存在が、「ホクレンショップ」。店内の青果売り場と水産売り場の間、水産売り場と精肉売り場の間などに菓子を並べた平台がいくつも置かれている。売り場の間を埋める程度の陳列ではない。まさにてんこ盛り状態の菓子が存在感をアピールしている。「普通のスーパーなら、まずこうした菓子の売り方はしないでしょうね。各部門のチーフが、“そんなものを置くな”と一蹴するからです。でも、うちは社の方針としてやっている。道の駅のようなワクワク感をお客さまに感じもらい、購入に繋げてもらうのが狙いです」と店舗責任者。
(写真は、「マックスバリュ苫小牧清水店」の菓子コーナー)
(写真は、「コープさっぽろすながわ店」の菓子コーナー)
菓子といっても、その菓子店に行かなければ買えないような商品を厳選している。キワモノ商売のように見られていた頃から地道に取り組んだ結果、独自の仕入れルートを開拓するなど、「ホクレンショップ」は、まさに道内各地の菓子が揃う「スーパーの道の駅」というどこにもない売り場になった。
こうした菓子の売り方が継続しているのは、売れるからに他ならない。以前なら他のスーパーは、こうした菓子展開に見向きもしなかったが、風向きが変わってきた。某スーパーの社長が「ホクレンショップの良いところを見習う」と公言。実際、リニューアルした「マックスバリュ」では、菓子売り場の平台展開が始まった。また、最近オープンした「コープさっぽろ」の新店でも、同様の展開が始まっている。その店舗の担当者は、「ホクレンさんを見習いました」と明かす。「スーパーで菓子を買う」は、着実に買い物の新定番になりつつある。

































