ダイイチが「千歳店」13億円の減損処理、2026年9月期純利益8割減に

流通

 ダイイチ(本社・帯広市)は2026年9月25日、2026年9月期決算の純利益が予想の12億円から83・3%減少して2億円になると発表した。「千歳店」(千歳市)の利益が当初予想よりも大幅に落ち込んでおり、13億2600万円の減損処理を実施、特別損失として計上するため。2025年9月期と比べ、純利益は80%減少する。(写真は、「ダイイチ千歳店」=2024年11月8日のオープン時)

「ダイイチ千歳店」は、フランスベッド北海道工場跡地を利用して整備された「ランドブレイン千歳モール」(千歳市北信濃867-1)の核店舗として2024年11月にオープン。千歳市と近郊地域では、次世代半導体製造のラピダス進出に伴い、マーケットの拡大が予想されたが、現段階では一定程度の人口増はあるものの、目立った市場拡大には繋がっていない。

 さらに、同店のそばに「ドン・キホーテ千歳店」が「DCM富士店」跡に居抜き出店、近郊の「ラッキー千歳錦町店」や「イオン千歳店」「フードD市生鮮市場千歳店」がリニューアルするなど、出店当時よりも競争が激化。足元で「ダイイチ千歳店」は2ケタを超える売り上げ増となっているものの、実質赤字の状態が続いている。今後も「ザ・ビッグ千歳店」のオープンなど、競争激化は避けられないことから、減損処理を決めた。

「千歳店」の帳簿価格は2025年9月期で14億2900万円。減損処理額は13億2600万円のため、帳簿価格は1億300万円になる。2026年9月期の売上高予想は615億円で据え置くが、営業利益は計画比7・2%減の15億6000万円、経常利益は同6・2%減の15億3000万円に下方修正、1株当たりの純利益は106・34円から17・80円になると予想している。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER