IMG_0299 玩具量販店の日本トイザらス(本社・川崎市)は、「トイザらス札幌発寒店」(西区発寒14条3丁目)を13日で閉店する。同店は、札幌市内でも一、二を争う商業施設が密集した下手稲通沿いにあり、昨年11月から同店撤退後の居抜き出店の要請が流通業界各社に打診されていた。商業施設のショールーム街道のような下手稲通だけに、閉店後に新たに居抜き出店する業態が注目される。(写真は、1月13日で閉店するトイザらス札幌発寒店=2014年1月11日午後撮影)
 
 同店の店舗面積は約2520㎡でオープンは1993年。下手稲通は、札幌中心部から小樽市銭函まで繋がる片側2車線の道道。札幌中心部から西に向かい、琴似発寒川を渡り札樽自動車道の高架をくぐり抜けた発寒から物販小売業や飲食の路面店が並び、新発寒、前田までおよそ5㎞に亘って続いている。同店は、その商業施設ショールーム街道とも言える下手稲通のスタート地点にある商業施設。
 
 日本トイザらスは、89年に米国トイザラスの子会社として設立され、91年の「荒川沖店」(茨城県、その後2008年に閉店)を国内第1号店として全国展開。道内には9店舗を出店した。しかし、出店開始から20年ほど経過し少子高齢化も加速、昨年1月には「札幌ファクトリー店」を閉店、今回「札幌発寒店」も閉店することになった。
 
 閉店によって道内は7店舗になるが、単独路面店は釧路店のみで函館店、苫小牧店、音更店、札幌店などはショッピングセンター内での展開。「札幌発寒店」の撤退後、新たなテナントになる流通小売店舗が注目される。


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