コープさっぽろ(本部・札幌市)が食育や地産地消を目指すために取り組んでいる食のイベント『畑でレストラン』が食料自給率向上を目指す国産農産物の消費拡大の取り組みである『フード・アクション・ニッポン アワード2013』の流通部門優秀賞を受賞した。
 
『畑でレストラン』は、食の安全・安心に取り組むコープさっぽろが、北海道農業の素晴らしさを伝えるために2012年から実施している食のイベント。実際に農業者のもとを訪れて自慢の農畜産物を素材に一流シェフがその場で料理、参加者との交流を通じて農業や農村環境を体感してもらうもの。自前のキッチンカーを用意するなどして13年は6月から10月の週末に、スペシャルイベントも含めて19回開催した。
 
『フード・アクション・ニッポン アワード』は国産農産物の消費拡大の取り組みとして農水省が中心になって始めた『フード・アクション・ニッポン』の一環として09年に創設され、実行委員会と農水省との共催で内閣府や文科省、観光庁、環境省も後援している。
「大賞」、「商品部門・消費促進部門」、「流通部門」、「研究開発・新技術部門」などに分かれて最優秀賞や優秀賞が選ばれる。
 
 13年のアワードには全国から819件の応募があり、3日に東京大手町のサンケイプラザの行われた表彰式でコープさっぽろの『畑でレストラン』が流通部門優秀賞を受賞した。
 
 コープさっぽろは昨年のアワードでは、休耕田を利用した飼料米を活用したオリジナル商品『黄金そだち』で大賞を受賞しており、2年連続の受賞になる。


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