低価格スーパーの「業務スーパー」が12月中旬に札幌市豊平区月寒西に進出する。11月1日にドラッグストア「ツルハ月寒西店」が営業していた物件に居抜き出店する。「業務スーパー」は今年から道内にFC(フランチャイズ)進出しているが、札幌市の郊外への進出第1号店になる。(写真は、ツルハ月寒西店跡。ここに業務スーパーが進出する=2013年11月9日午後撮影)
進出場所は、同市豊平区月寒西2条10丁目。白石藻岩通沿いで国道36号線との交差点よりも数百m西側。「ツルハ月寒西店」が営業していた物件に居抜き出店する。店舗は初期のツルハ店舗。外観は特有のモデルで独特の雰囲気を醸し出している。
製販一体で低価格を実現している「業務スーパー」は神戸物産(兵庫県加古郡稲美町)が全国でフランチャイズ展開しており、今年9月現在では北海道に5店舗を含む全国651店舗。
今回、ツルハ店舗跡に居抜き進出するのは、G―7スーパーマート(本社・神戸市須磨区)のFC店舗。同社はこれまでに東京都や埼玉県、神奈川県など首都圏と中部圏、関西圏、一部福岡県の10都県に合計107店を展開しており、「業務スーパー」のフランチィジーとして最大規模。
2013年3月期は429億円の売上高で経常利益は12億8000万円。売上高経常利益率は、2・9%。
道内では、ホームセンターのサンワドー(本社・青森市)が函館、北斗、登別、砂川のHC店舗内で業務スーパーを営業しているほか、ケヒコ(同・横浜市)が札幌中央区の狸小路商店街に1店舗を運営している。
今回は札幌郊外で初の店舗になる。なお、同じ商圏内には「ラルズマート西岡店」などがある。
※住所等一部記事修正